電気通信大学産学官連携センター 第76回研究開発セミナー
共同研究センターは2009年4月より産学官連携センター産学官連携支援部門に改組されました
非接触ICカードの先端技術 − タッチで変わる私たちの未来社会 −
| 日時 | ２００９年１０月２０日（火） 14:00〜17:40 |
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| 場所 | 電気通信大学 産学官連携センター4階研修室 |
| 主催 | 電気通信大学 産学官連携センター 産学官連携支援部門 |
| 共催 | 電気通信大学産学官連携センター事業協力会 |
| 後援 | （社）目黒会 （電気通信大学同窓会） |
| 定員 | 50名 |
| 参加費 | 3,000円 （資料代、飲み物代を含む） 電気通信大学産学官連携センター事業協力会会員及び学生は無料 |
「スイカ」や「パスモ」等で広く利用されている非接触ICカードは、社会インフラとして私たちの生活に広く浸透しています。また、非接触ICカードと携帯電話の融合から「おサイフケータイ」という新しいサービスが提供され、私たちのライフスタイルも変わりつつあります。
そこで今回のセミナーでは、非接触ICカードのハードとソフト分野における最先端で活躍されている専門家の方々に、非接触ICカードの基本であるFelica（フェリカ）技術、IC乗車券システムの仕組み、おサイフケータイの利用事例、そして非接触カードを用いた新たなサービスの展望等をわかりやすく講演して頂きます。
プログラム
1.「モバイルFelicaの仕組みと開発」
フェリカネットワークス（株）開発部・2課 統括課長 栗田 太郎 氏
非接触ICカードの基本技術であるFelica（フェリカ）の仕組み、またFelica技術と携帯電話を融合させたモバイルFelica（サービス名称：おサイフケータイ）の仕組みや開発の手法について説明する。
2.「鉄道におけるICカード乗車券システムの開発」
（財）鉄道総合技術研究所 輸送情報技術研究部 旅客システム研究室長 松原 広 氏
鉄道業界では従来、お客様個々に対して輸送というサービスを提供するというビジネスモデルを取らずにきた。しかし、約20年前まえから、マスを対象とした輸送サービスから個人を対象としたサービスを提供するため、IC乗車券システムの研究・開発を進めてきた。本講演では、
- 鉄道におけるICカード乗車券の開発の背景
- ICカード乗車券の開発経緯
- 開発における技術的ブレークスルー
- ICカード乗車券の事業者間相互運用の仕組み
- ICカード乗車券システムの現状と交通分野以外への展開
などについて紹介する。
3.「おサイフケータイで変わる非接触ICカードの世界」
（株）NTTドコモ フロンティアサービス部 担当部長 中村 典生 氏
日本のおサイフケータイは世界が注目する最先端のサービスである。近年では、非接触ICカードによる様々なサービスが世界中に広まっているが、携帯電話と融合することによって、さらにその可能性を機運が高まってきている。そこで本講演では、
- おサイフケ タイの普及状況
- 決済・交通におけるサービス事例
- ICカード機能のオープンな利用
- リーダ・ライタとしてのケータイの利用
- おサイフケータイの今後の展望
などについて解説する。
4.「かざす文化で社会が変わる！「IC de ECO」」
日本電気（株）流通・サービス・交通営業本部 マネージャー 奥山 祐一 氏
非接触IC技術と携帯電話の融合により生み出される、新たなサービスや生活文化形成への期待は高まるばかりであるが、利用者や事業者側双方にとって、本当に価値あるサービスとして提供されているケースは、まだ多くはないのではないだろうか。新たな技術革新を様々なサービスに展開したいメーカー側とそれをサービスに転換する事業者側、さらにはそれを利用する顧客側という一連のバリューチェーンの中で、新たなユビキタスサービスマーケット成立のポイントを探りたい。特に代表的な活用として知られるコンビニの「電子会員証」やテーマパークの「電子チケット」を例に、流通サービス事業者へソリューションを提供している立場から、具体的な事例を通して、今後マーケット拡大の可能性と展望について、環境分野とのシナジー含め紹介する。
| 企画／司会 | 電気通信大学 産学官連携センター 特任教授 | 山田 實 氏 菊地 勝浩 氏 |
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資料の残部がございます。実費（2,000円）でお分けします。
ご希望の方は、御氏名、送付先をFAXにて共同研究センター042-443-5726までお申し込み下さい。
