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電気通信大学産学官連携センター 第46回研究開発セミナー

「インクジェット技術の工業分野への適用」

日時 2002年4月25日(木)13:00〜17:00
場所 電気通信大学B棟202講義室
主催 電気通信大学共同研究センター
共催 電気通信大学共同研究センター事業協力会

日本の不況が長引く中、その根本原因を考えると、「ものづくり」の放棄とさえいえる工業の空洞化に行き当たる。我々工業人はもとより、日本にとっても「ものづくり」にこだわることが必須であると改めて考える。「ものづくり」にこだわる以上、日本独自の生産技術の開発が必要である。実際に、"QCサークル"・"カンバン方式"・"自動機/ロボット"などに代表される生産技術開発によって、日本の"ものづくり力"が向上してきた。しかし、それらは既に世界共有の財産となるまでに普遍的な技術となり、名誉なことではあるが、日本のものづくり力に関する優位性を支えきれなくなっている。
また、従来のものづくりは、エネルギーと材料は無尽蔵であることを前提とした技術であるようにも考えられる。ここまで言わなくとも、それらを一旦コストというお金に換算した値でしか考えていなかったように思える。例えば、石油の埋蔵量は減るどころか毎年増加していたこともある。要は、売価に見合った採掘コストで得られる石油の埋蔵量というメジャーで現されている訳である。この結果、「かけがいのない地球」と言われているそれ自体、そこに棲息する生物を含む地球環境が瀕死の状態にあることも、最近では人口に膾炙している。
これら2つの課題を解決する方法の一つとして、インクジェット技術の工業応用がクローズアップされてきている。
インクジェット技術は、銀塩写真プリントと比べても遜色ない印刷が可能となる程までに、高度化し磨きがかかっている。日本で生まれ開花したこのインクジェット技術を単に、パソコンの出力装置に留めておく必要はない。インクジェット技術を新しい生産技術と捉え、工業分野に適用すべきであり、この動きも現実のものとなりつつある。一つは、必要な時に必要なだけ工業用材料に印刷できる「ロボットプリンタ」を意図したものであり、もう一つは、微少液滴を制御して成膜しようとする「微少液滴プリンタ」である。
今回は、インクジェット技術の概要と両インクジェット工業応用について解説した。

プログラム

1.「開会のご挨拶」

電気通信大共同研究センター長 三木 哲也 氏

2.「インクジェット技術の概要」

セイコーエプソン(株)IJ工業応用プロジェクト 課長、電気通信大学共同研究センター 前客員教授 山崎 保範 氏

3.「μ液体プロセスとその適用」

申し訳ありませんが、資料は非公開とさせていただきました

セイコーエプソン(株)テクノロジープラットフォーム研究所長 下田 達也 氏

企画 電気通信大学 共同研究センター 前客員教授 山崎 保範 氏

資料の残部がございます。実費(2,000円)でお分けします。
ご希望の方は、御氏名、送付先をFAXにて共同研究センター042-443-5726までお申し込み下さい。

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