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電気通信大学産学官連携センター 第37回研究開発セミナー

「中小企業のIT革命・仕事に役立つ情報化の進め方」
〜社内情報を共有して仕事に活用する先進事例〜

日時 2000年10月5日(木)午後1:00〜5:00
場所 電気通信大学
主催 電気通信大学共同研究センター
共催 電気通信大学共同研究センター事業協力会
後援 (社)目黒会 (電気通信大学同窓会)

中小企業の情報化は重要な経営課題となっている。情報化=インターネットという風潮もあるが、ホームページを見たりメールで情報を集めることも重要であるが、自社の日常の仕事の中で発生する情報をデータとして収集し多面的に分析して、そこから会社の進路を見出したり、データを加工して全社で共有する知識(ナレッジ)にして、具体的な仕事の各場面で役立つように活用することが重要です。
しかし、この点で、中小企業の対応は遅れているのが現状です。経営者は、仕事の効率化に貢献する情報化を求めているが、各社がノウハウを結集して初めて実現するもので、パッケージソフトを導入したり、ソフトハウスに全てお任せで作ることは不可能である。経営者の戦略に従い、自社のノウハウを結集したシステムをどのように作るかという ことが重要です。そこで、今回2つの先進事例を紹介しました。
小売業の事例として、平成12年度の中小企業白書にも紹介されている神奈川県の株式会社カナジュウ・コーポレーションに事例を報告していただきました。社員数50名、本社一拠点から約27000ユーザーにLPガスを供給しているが、お客様とのコンタクト履歴を全てデータとして蓄積し、効果的にお客様満足度を向上させています。
製造業の事例として、コンクリート製品製造工場が使うプラスチック製品を製造販売する小平市の武蔵野機工株式会社に事例を報告していただきました。全国に4000以上あるというコンクリート製品製造工場の60〜70%を顧客にして全て直販しています。社員数30名で企画・開発・製造・販売できるのは情報化への先進的な取り組みが大きく貢献しています。
両社とも情報化が企業の利益に貢献している成功事例です。そこで、パネルディスカッションでは、具体的にシステム構築の過程で、どのような苦労があったのか、それをどのように乗り越えてシステムを完成させたのか。また、初期の段階で中高年の社員の教育はどのように行ったのか等のポイントを探り、中小企業のIT革命、情報化、ナレッジマネージメント成功のポイントを探りました。

プログラム

1.「ご挨拶」

電気通信大学共同研究センター長 三木 哲也 氏

2.「小売業の事例」

株式会社カナジュウ・コーポレーション 代表取締役 牧野 修三 氏

3.「製造業の事例」

武蔵野機工株式会社 代表取締役社長 荻原 岳彦 氏

「パネルディスカッション『IT革命・情報化・ナレッジマネージメント成功のスッテプを探る』」

司会:(有)陽明エンジニアリング社長/共同研究センター客員助教授 竹内 利明 氏

株式会社カナジュウ・コーポレーション 代表取締役 牧野 修三 氏
武蔵野機工株式会社 代表取締役社長 荻原 岳彦 氏

資料の残部がございます。実費(2,000円)でお分けします。
ご希望の方は、御氏名、送付先をFAXにて共同研究センター042-443-5726までお申し込み下さい。

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