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電気通信大学 共同研究センターメール No.58 Web版

発行:2008年12月25日

目次

  1. 第20回国立大学共同研究センター長等会議報告
  2. 第72回研究開発セミナー報告
  3. 会議
  4. 対外活動と社会貢献
  5. 「次世代の天才プログラマーfrom電通大」開催報告
  6. 「産学官連携推進ダイアローグ・グループ(DG)」開催報告

第20回国立大学共同研究センター長等会議報告

共同研究センター専任准教授 田口 幹

第20回国立大学共同研究センター長等会議は、10月23日(木)、24日(金)に、当番校である徳島大学により徳島市のホテルクレメント徳島で開催され、全国62大学(含むオブザーバーの龍谷大学)の各センターから各センター長、専任教員、研究協力関係事務員など徳島大学以外から154人が参加しました。本センターからは 下条 センター長、田口 准教授、中村 研究協力課課長補佐の3名が参加しました。
会議は、徳島空港が天候不順で飛行機が着陸できず東日本の多くの大学からの出席者が到着できないという混乱の中で始まりました。青野 敏博 徳島大学長のご挨拶の後、全体協議で次期当番校を横浜国立大学とすることを決めた後、2つの分科会に分かれての協議に移りました。
分科会Aでは「(1)ベンチャー支援の取り組み状況とその課題」、「(2) 産学連携の手法及び情報化についての現状と方向性」、「(3) 法人本部と共同研究センター等との事務事業面での役割分担の状況とそのあり方」の3議題について、分科会Bでは「(4) 知的財産本部整備事業終了後の職務発明に係わる現状と方向性」、「(5) 特許出願案件の審査請求の考え方と請求案件の選出」、「(6) 複数大学の連携による技術移転事業への対応について」、の3議題について協議しました。分科会も終了近くになって徳島空港でなく大阪空港に着陸した飛行機の乗客が到着し、やっと全メンバーがそろいました。
その後、再び全体会でとなり、本省での打ち合わせの関係で当初から分科会後に設定されていた基調講演、所管事項説明を文部科学省研究環境振興局研究環境・産業連携課の田口 康 課長が「産学官連携の意義・現状・課題 〜 この1年を振り返りながら 〜」と題して講演しました。分科会報告の後、同ホテルで情報交換会を行い、和やかな雰囲気の中、さらに意見交換を深め、第1日目を終了しました。
第2日目は知的財産本部整備事業における調査報告として、九州大学から「(1) 研究成果物の管理、契約、手続き等に関する調査研究」、東京大学から「(2) ソフトウェア等の著作権の管理・活用について」、東北大学から「(3) ポスドクや学生(留学生を含む)の発明の権利の帰属や外為法の対応を含む秘密保持の取り扱いについて」の3つの調査報告があり、その他の報告事項の後、来年度の会議を横浜国立大学で開催することが確認され、徳島大学知的財産本部 佐竹 弘 教授の閉会の挨拶で本会議は終了しました。

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第72回研究開発セミナー報告

地域・産学官推進機構 客員教授 小山 純一

第72回研究開発セミナーは、「世界をリードする日本の加工技術、メカトロ技術」−マイクロ加工から工作機械までの最前線− をテーマに平成20年10月2日に13:00より開催されました。参加者は41名でした。
日本の産業を支える基盤技術のひとつに金属加工技術があります。この分野は日本の伝統的な職人技術の下支えの基に成り立っている事はもちろんですが、その上に先進的な加工方法とそれを具現化する先進的な加工機械及びその機械を構成する超精密、高信頼性の構成部品との融合により世界の中でも優位に立つことができている分野と言えます。今回のセミナーでは、金属加工技術の分野の中でも主に板材を加工の対象とする板金加工技術に焦点を当て、先進的な技術と最新の加工機械に関して5件の講演を行って頂きました。
まず首都大学東京 システムデザイン研究科教授 楊 明先生によりマイクロ加工の最前線についてご講演を頂きました。マイクロ加工は微細加工技術である半導体加工技術と金属材料を中心とした塑性加工、機械加工技術の融合点に位置しており、それぞれの加工技術の特徴を活かす事で新しい機能部品の創製を目指しています。講演では、特に金属材料成形加工技術を利用したマイクロデバイス創製の可能性について紹介があり、またマイクロ成形を行う上での金型創製技術と表面処理技術の重要性について具体例と共に示されました。
次に静岡大学工学部 准教授 田中繁一先生により日本が先駆的に研究を続けてきた金属のインクリメンタルフォーミングについて、その加工方法の今後の可能性と、従来は異分野であった医療分野との技術融合を実現した研究事例についてご講演を頂きました。インクリメンタルフォーミングは従来の塑性加工に必要不可欠であった金型と云うものを用いずに、CNCによりコントロールされた棒状工具で材料に対して変形を逐次与えて目的の形状に成形するフレキシブルな加工方法です。今まで塑性加工の分野で培われてきたこの技術を歯科における義歯製作に応用し生体適合性の優れた純チタンを用いた総義歯床製作について紹介されました。講演の中では研究の背景から現状までの成果、そして将来の事業化計画まで幅広い内容が示されました。
休息を挟んで後半の部では、板金加工分野で急速に普及してきているレーザ加工機械と高速、高精度な加工を実現する重要構成部品であるガイド、ボールネジの最新事情が紹介されました。 まず(株)アマダ ブランキング開発部 山梨貴昭氏より今や生産機械としての地位を製造現場で確立しているレーザ加工機械の最新事情についてご紹介を頂きました。レーザの切断性能、品位の向上はもちろんの事、フレキシブル生産への対応、生産管理機能、メンテナンスフリーの技術、安定加工のモニタリングシステムなど新機能、新テクノロジーについてご講演を頂き、引き続き同社 先端技術開発部の石黒宏明氏からレーザについての基礎知識、基礎技術の解説を頂きました。この二つのご講演によりレーザを用いる加工方法のメリット、そして様々な技術的課題を克服した中で現在の地位を確立したレーザ加工機械の最新事情及び今後の発展の可能性について示されました。
最後にNSKプレシジョン(株)技術本部 並松健氏からリニアガイドとボールねじに関する最新技術の紹介と製品の動向についてご講演を頂きました。新しい加工方法、新しい加工機械の開発の中でそこに作り込まれようとする機能、性能は機械の構成部品に対して相反する仕様が求められる事が多々あります。 高速、静音化、高耐久性、高精度化、メンテナンス性など市場からの要求性能は今後ともハイレベルな次元に移行していくと思われますが、そのような中で如何に相反する技術を融合させて新しい機能性能を実現させていくか、現状の取り組みと今後の展望についてご講演頂きました。
全講演を通じて、参加された皆様の金属加工技術に対する関心は高く、レーザの加工条件に対する具体的な質問も寄せられました。また、マイクロ加工分野から一般加工機械、そして異業種連携など縦と横の幅広い塑性加工の分野の広がりについてご理解頂けたのでは無いかと思っています。
(文責 小山純一)

第72回研究開発セミナーの様子
第72回研究開発セミナーの様子

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会議

産学官等連携推進本部運営委員会、知的財産本部運営委員会合同会議

平成20年10月27日(木)、共同研究センター4階研修室において産学官等連携推進本部と知的財産本部の両運営委員会の合同会議が以下の議題で開催されました。

  1. 今後の運営組織の再編成について

産学官等連携推進本部運営委員会

平成20年10月27日(木)、共同研究センター4階研修室において上記合同会議終了後、産学官等連携推進本部運営委員会が以下の議題で開催されました。

  1. 共同研究及び受託研究の受入について
  2. 共同研究の受入れ増加策について
  3. 第二期中期目標・計画について
  4. その他

地域貢献部門会議

平成20年10月10日(金)、東6号館803会議室において平成20年度第5回目の会議が以下の議題で開催されました。

  1. シンポシオンについて
  2. 渋谷区との連携について
  3. その他報告事項

平成20年11月14日(金)、東6号館803会議室において平成20年度第6回目の会議が以下の議題で開催されました。

  1. シンポシオン(11/23 (日))の運営について
  2. 校内外の美化運動の実施について
  3. 渋谷区立鉢山中学校「おもしろ科学講座 (1/24/2009 (土))」について
  4. 社会貢献に対する次期中期目標・中期計画案について
  5. その他報告事項

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対外活動と社会貢献

電気通信大学地域貢献シンポシオン2008

地域貢献部門の開催する「地域貢献シンポシオン」は調布祭開催中の11月23日(日)14:00より創立80周年記念会館3階「フォーラム」において「大学の挑戦 −ここまで楽しさ、不思議さを伝える:理系浪漫の育み−」をテーマに開催されました。
第1部は「怪奇現象VS科学−TVドラマガリレオの実験の楽しみ方−」と題して、東京大学特任教授・NPO法人ガリレオ工房理事長・ドラマ「ガリレオの実験」監修の 滝川 洋二 氏による実験を交えた基調講演があり、学長を初め多くの方々の参加がありました。
第2部はフォーラムで以下の5件の報告がありました。

  • 電気通信大学におけるこれまでの取組み
  • 小学校の立場から −先生全員が理科好きに(実験付き)
    寺木 秀一氏(調布市立布田小学校長)
  • 中学校の立場から −中学理科が変わると地域が変わる(実験付き)
    岡野 泰雄氏(渋谷区立鉢山中学校教諭)
  • 中高一貫女子校の立場から −女の子だからなんて言わせない
    黒瀬 卓秀氏(私立カリスタ女子中学高等学校教諭)
  • 特別支援学校の立場から
    兵馬 孝周氏(東京都立調布特別支援学校長)

梶谷学長のご挨拶
梶谷学長のご挨拶

滝川先生のご講演
滝川先生のご講演

CEATEC JAPAN 2008

平成20年9月30日(火)〜10月4日(土)の5日間、幕張メッセにおいて表記展示会が開催され、本センターと森田研究室・笠井研究室も出展展示しました。非常に大きな展示会で会期中の来場者は196,630人と報告されました。

共同研究センターの展示
共同研究センターの展示

森田研究室・笠井研究室の展示
森田研究室・笠井研究室の展示

産学連携プラザ2008

平成20年10月17日(金)、府中市市民会館において東京都中小企業振興公社主催の表記展示会が開催され、本センターも展示しました。また、キャンパスクリエイトのコーディネータと、比企 産学連携コーディネータ、小島 産学連携コーディネータ、田口准教授が相談に応じました。

産学連携プラザ2008の展示
産学連携プラザ2008の展示

お茶の水女子大学より来訪

平成20年10月21日(火)、お茶の水女子大学知的財産本部から特任アソシエイトフェローの 島津 さやかさんが本センターに来訪され、小島 産学連携コーディネータ、田口准教授と女子大学としての産学連携や知的財産管理について懇談しました。

きらりと光る企業展2008

平成20年10月28日(火)、立川のパレスホテル立川において東京都中小企業振興公社主催の表記展示会が開催され、本センターから比企 産学連携コーディネータ、小島 産学連携コーディネータ、田口准教授が相談に応じました。

アグリビジネス創出フェア

平成20年10月29日(水)、30日(木)の両日、表記展示会が有楽町の東京国際フォーラムで開催され、30日に田口准教授が視察しました。

AWCC第1回特別セミナー

平成20年10月31日(金)、第1回のAWCC特別セミナーがB棟202講義室で開催され、本センターも後援しました。無線通信分野の最先端のセミナーとあって100名を超える参加者で盛会でした。

ビジネスフェア from TAMA

平成20年11月6日(木)、新宿NSビルにおいて西武信用金庫主催の第9回目にあたる表記展示会が開催され、本センターも展示しました。また、比企 産学連携コーディネータ、小島 産学連携コーディネータ、田口准教授が相談に応じました。来場者は5,050人と発表されました。

ビジネスフェア from TAMA
ビジネスフェア from TAMA

共同研究センターの展示
共同研究センターの展示

西京信金第9回産学交流セミナー

平成20年11月7日(金)、表記セミナーが西京信用金庫新宿本店で開催され、田口准教授が参加しました。

TAMA産業活性化協会環境ものつくり事業運営委員会

平成20年11月13日(木)、首都大学東京において表記委員会が開催され、田口准教授が三木理事の代理で出席しました。

東京都都市機能活用型産業振興における研究会

東京都の表記研究会に田口准教授が委員として参加することになり、第1回目が平成20年11月14日(金)に都庁において、第2回目が12月19日(金)に立川の東京都中小企業振興公社多摩支社において会議があり、来年度以降の東京都の産業振興施策について議論しました。

八王子商工会議所企業訪問会

平成20年11月18日(火)、八王子商工会議所協業部会による第2回目の「教育関係者による地元企業の再発見!」が開催され、田口准教授が参加しました。今回は、(1)工業用から民生用まで幅広く手掛ける計測制御・セキュリティシステム開発の「中央電子」、(2)創業者は「研磨の神様」と言われた半導体製造金型のパイオニア企業「マイクロリサーチ」、(3)独自技術で業界をリードする「ユーキャン」を視察しました。各訪問先では、実践的な現場視察や情報交換などを行いました。

産学連携学会秋期シンポジウム

平成20年11月19日(水)、工学院大学において表記シンポジウムが開催され、田口准教授が参加しました。100名を超える出席者があり、関心の高さが伺えました。

Embedded Technology 2008

平成20年11月19日(水)〜21日(金)の3日間、パシフィコ横浜において恒例の組み込み技術展である表記展示会が開催され、本センターとキャンパスクリエイトも展示しました。また、比企 産学連携コーディネータ、小島 産学連携コーディネータ、田口准教授が相談に応じました。来場者は26,892人と発表されました。

共同研究センターの展示
共同研究センターの展示

キャンパスクリエイトの展示
キャンパスクリエイトの展示

第11回産業交流展

平成20年11月25日(火)、26日(水)の両日、表記展示会が Big Sight で開催され、25日に田口准教授が視察しました。

横浜市から来訪

平成20年11月26日(水)、横浜市から経済観光局ものづくり支援課の小田 繁治係長、近藤 陽介さん、横浜市工業技術支援センター宮川 言郷 さんのお三方が本センターに来訪され、横浜市の行っている京浜ネットワーク支援活動「産学連携フォーラム」について田口准教授と懇談しました。本センターとして来年度に協力して開催する方向になりました。

かわしんビジネスフェア2008

平成20年12月3日(水)、4日(木)の2日間、川崎市のとどろきアリーナにおいて川崎信金主催の第2回目となる表記展示会が開催され、本センターも展示しました。また、比企 産学連携コーディネータ、小島産学連携コーディネータ、田口准教授が相談に応じました。来場者は2日間で6,000人を超えたと報告されました。

かわしんビジネスフェア2008の展示
かわしんビジネスフェア2008の展示

平成20年度インターンシップ成果発表会

インターンシップ担当客員教授 本多 武

平成20年12月3日(水)、新宿の工学院大学3階 アーバンテックホールにおいて今年度のJIPC(日本インターンシップ推進協会)主催のインターンシップ成果報告会が開催されました。今回はプレゼンをした大学が8大学、ポスター参加大学が6大学でした。発表会では、本学人間コミュニケーション学科3年生の 世和 麗華 さんが中国・北京市にある中国企業「北京秀満天下科技有限公司」での1ケ月におよんだ就業体験を発表しました。世和さんの発表は内容的にトップクラスの発表でした。特に発表会終了後に開かれた懇親会で、世和さんがいろいろな大学の先生から質問や励ましが多くありました。昨年に続き今年の発表会でも、電通大の学生が海外インターンシップの就業体験を報告しており、電通大が海外インターンシップに力を入れていることがアピールできていると思います。

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「次世代の天才プログラマーfrom電通大」開催報告
(電気通信大学地域・産学官推進機構主催)

報告:地域・産学官推進機構 客員教授 竹内 利明

電通大の学園祭である調布祭期間中の11月22日(土)に「次世代の天才プログラマー from電通大」を開催しました。企画は、電通大の未踏ユースOBを中心とした「電通大未踏支援組織」が担当しましたので、この組織のメンバーである本学大学院生の 中山 心太さんの報告をベースにまとめましたので報告します。
当初この講演会への申し込みは30名弱しかなく、若干不安でしたが、蓋を開けてみると60名を超える方に参加していただき、立ち見が出るほどでした。本講演は情報処理推進機構(以降IPA)が運営している未踏ユースという開発者支援事業を広報するとともに、電通大出身の開発者が活躍していることを周知するために、電通大未踏支援組織が主体となり、地域・産学官推進機構が主催して、同事業に採択された経験のある電通大出身の「天才プログラマー」3名(丹野、荒川、上田)と、事業を運営しているIPAの神島万喜也様を招いて開催しました。講演会タイトルの「天才プログラマー」とは、IPAが運営する「未踏IT人材発掘・育成事業」にて特に高い成果を残した採択者に与えられる称号です。この称号は、約4倍の倍率を超えて採択された未踏ユースの中でも、特に優秀な成果を残した一部の採択者にのみ与えられます。開発者の3名はこの天才プログラマーと認定された方たちです。講演会は、神島様による未踏事業の紹介、天才プログラマーの方々がその成果を認められるに至ったプロジェクトおよびその成果の紹介、そして講演者全員によるざっくばらんなパネルディスカッションが行われました。また、懇親会は、事前登録が10人だったのに対して、講演が非常に面白く、講演者と直接話をしてみたいといった飛び入り参加が多く、30人以上が参加しました。
講演者として参加した3人の天才プログラマーに加えて、司会進行の大島聡史さん(本学大学院生:未踏組織代表者)と久池井淳さんもまた電通大から未踏ユースに採択された経験があり、電通大にはさらに多くの採択経験者がいます。電通大からこれまでに採択された人は26人にのぼり、この人数は東大に次いで多い採択人数です。また採択率は平均20%のところ50%を超えていて全国一ですとのことです。
電通大からの未踏ユースOBは年々増えており、OB同士の学年、学科を越えたコミュニティも徐々に大きくなってきました。これまでこのOBコミュニティは、未踏ユースに応募したいという学生に対して、未踏ユース応募書類の指導、プレゼン指導などを行ってきました。そしてこのたび、このコミュニティが大学の公式的な組織となりました。すでに、2008年度初頭から公式な活動を開始しており、2008年度上期未踏ユースでは2人の学生に対して支援を行い、1人が採択されました。11月末に締め切りがあった2008年度下期未踏ユースにおいても、本講演会に参加した学生が急遽応募することになり、応募書類作成を支援しました。
電通大未踏支援組織では今後も今回のようなイベントを企画し、開発者の支援や電通大生に対する未踏の周知をしていこうと考えています。どうぞよろしくお願いします。
なお、「電通大未踏支援組織」に対するお問い合わせは、下記までお願いします。
電気通信大学地域・産学官推進機構 竹内研究室(TEL042-443-5785)

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関東経済産業局産学官連携室主催
「第4回産学官連携推進ダイアローグ・グループ(DG)」開催報告

報告:地域・産学官推進機構 客員教授 竹内 利明

2008年11月26日(水)関東経済産業局産学官連携室主催の「第4回産学官連携推進ダイアローグ・グループ(以下DG)」が電気通信大学を会場にして開催されました。DG とは、産学官連携活動を活発化させるための各種情報共有の場として設置されたワーキンググループであり、産学官連携やインキュベーション活動に積極的な関東経済産業局管内の大学等の担当者で構成されています。
今回は、慶應義塾大学、信州大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、日本大学、明治大学の産学官連携担当者、さらに主催者である関東経済産業局は地域経済部新規事業課から3名が参加しました。今回のDGは、大学の産学官連携部門を訪問して、現場を見て意見交換することが重要ということで企画したものです。午後1時30分に開始、電通大の特徴ある研究施設である先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター(AWCC)の見学に続いて、サテライト・ベンチャー・ビジネスラボラトリー(SVBL)では、大学発ベンチャーである、(株)アプライド・マイクロシステムが極微細精密塗布技術を紹介、歴史資料館では世界に1台しかない通信機器等を紹介しました。最後に産学官連携部門が集まっている共同研究センターで、知的財産本部、インターンシップ、キャリア教育関連の各部署を訪問して活動内容を見学しました。
1時間半の見学会後、共同研究センターの研修室で第4回産学官連携推進DGを開催しました。リエゾン部門長の下条誠教授の挨拶に続き、電通大TLOの(株)キャンパスクリエイト代表取締役社長の安田耕平がTLOとしての産学官連携の取り組み、DGメンバーでもある産学官等連携推進本部 竹内 利明 客員教授から電気通信大学の産学官連携の取り組みについて説明、質疑応答が行われました。
DG後、懇親会を開き、参加した皆様から本日の感想や今後のDGへの思いなどを語っていただき、大変盛り上がりました。
今後、各大学での取り組みをお互い共有し、更なる産学官連携促進に努めたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

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