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産学官連携ニュース No.24   Web版

発行:2015年3月25日

目次

第99回研究開発セミナー報告

報告:キャリア教育部会長 水柿 義直

 電通大のキャリア教育の1つであるインターンシップは、企業での就学体験を通じて社会で幅広く活躍できる人材育成の教育と位置付け、平成10年度にインターンシップ科目が設置され開始。その間インターンシップを履修した学生は2398名に達した。平成10年度以前は工場実習という形で実施していた。その後引き続き企業の皆様の温かいご支援を受けながらインターンシップの充実に努め今年度で17年目を迎えた。学生はインターンシップにおける実就業体験を通じて大学教育では得られないものをつかみ、大きく成長し学生生活の糧にしながら勉学に努め、そして巣立っている。
 平成26年度にインターンシップを履修した学生数は183名。学生の受入れを表明戴いた企業・団体数は昨年比大幅増の174に上った。企業・団体様にはこの場をお借りしあらためて御礼申し上げる。
また、本学では毎年1回、学生が何を考え、何を目的にインターンシップを履修し、企業・団体様は学生の受入れにあたりどんな課題、効果があったかを発表する機会を産学官連携センター主催の研究開発セミナーの場で行ってきた。今年度は第99回研究開発セミナー「産学連携の人材育成XIIIインターンシップ」として、1月29日に開催し企業の方々を中心に100名ほどが参加された。
 このセミナーでは、昨年4月に学長に就任した福田が「小さくてもひかる大学UEC」と題して本学が2018年に創立100周年を迎えるにあたり、人々が心豊かで暮らせる高度コミュニケーション社会の実現に向けUniqueでExcitingな教育研究活動を推進する大学の機能強化戦略を紹介した。続いてインターンシップ生を受け入れた企業「テユフ ラインランド ジャパン 株式会社」人事部課長 沖藤 玲子 氏が、多国籍企業である同社は国際感覚のインターンシップを学ぶ場を提供しており、多くの意欲ある学生を教育している、との講演を戴いた。また「横河電機株式会社」人財開発部 池上 寿之 氏から、同社の実習生受入現業部門が提示したインターンシップテーマを事前に大学に提案し、その実習に必要なスキルを持った学生を受け入れている「課題解決テーマ型インターンシップ」の取り組みが紹介された。
 学生からテユフ ラインランド ジャパン殿、横河電機殿で実習をした学生を含めて10名の体験発表があった。学生はインターンシップを通じて、大学の研究室で行うシミュレーションとメーカにある実機との違いを肌で感じた・責任感、英語の大切さを学んだ・自分で何かしら工夫を試みて能動的に動くことの重さ・お客様との意思疎通・意志合わせの大変さを痛感・チーム作業の難しかった半面、協力しながら完成させる楽しさ・他社製品といかにして差別化を図るかの苦労・社会人になるにあたり自分をマネジメントする力不足、などを感じたとする貴重な体得と学びの体験発表があった。

文責:共通教育部 キャリア教育部会 特任教授 本多 武(記)

学生の発表
 学生の発表の様子

企業の発表
 企業の発表の様子

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お知らせ

産学官連携センター運営委員会

 平成27年2月3日(火)、東7号館4階研修室において、第34回産学官連携センター運営委員会が以下の議題で開催されました。

  1. 特任教員及び客員教員の任用について
  2. 特任教員及び客員教員の任期更新について
  3. インキュベーション施設の使用について
  4. 共同研究及び受託研究の受入について
  5. その他報告事項

 平成27年3月2日(月)、東7号館4階研修室において第35回産学官連携センター運営委員会が以下の議題で開催されました。

  1. 規定等の一部改正について
  2. 寄附講座の受入について
  3. 兼務教員について
  4. 知的財産に関する誓約書について
  5. 共同研究及び受託研究の受入について
  6. その他報告事項

第11回産学官連携 DAY in 電通大

 電気通信大学の産学官連携を半日で見ることのできる「産学官連携 DAY in 電通大」は来る6月4日(木)に開催します。曜日が変更になりましたのでご注意ください。
今回も大学院オープンラボとの同時開催で、研究室公開もあります。
詳しいプログラムなどが決まりましたらホームページでお知らせします。

皆様のご参加をお待ちしています。

対外活動と社会貢献

シーズ発掘事業「大学・大企業(特許・技術)説明会

平成27年1月27日(火)、お台場の都立産業技術センターにおいてのコラボ産学官の表記説明会が開催され、比企特任教授、田口特任教授が参加しました。短い時間でありましたが、本学の技術シーズを3件紹介しました。

彩の国ビジネスアリーナ2015

 平成27年1月28日(水)、29日(木)の両日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナを会場として表記ビジネスフェアが開催され、700社を超える参加企業がありました。恒例の産学連携フェア2015では本学をはじめ22の大学・研究機関がブース展示を行いました。本センターから比企コーディネーター、小島コーディネーター、亀上コーディネーター、田口特任教授が参加しました。

彩の国ビジネスアリーナ
 彩の国ビジネスアリーナ2015の様子

テクニカルショウヨコハマ2015

 平成27年2月4日(水)〜6日(金)の3日間、パシフィコ横浜において表記展示会が開催され、田口特任教授が視察しました。今年は580社の参加で、12大学とIDECや神奈川産技センターなどの支援機関が参加しました。

ソリューション提案交流会

 平成27年2月5日(木)、中野サンプラザにおいてTAMA協会、中小企業基盤整備機構の共催で地域イノベーション戦略支援プログラムの一環で交流会が開催され、大手企業32社、中小企業139社、7大学・研究機関が参加しました。本学は比企特任教授、安達特任教授、田口特任教授が個別面談会に対応しました。

電気通信大学産学金連携 研究シーズ発表会 in Win センター

 平成27年2月24日(火)、立川のたましん事業支援センター(Winセンター)において「医療・ヘルスケア」をテーマに表記シーズ発表会が開催されました。本学から 横井 教授、大河原 准教授、瀧 准教授、田野 教授が、共同研究先の菊池製作所の 一柳副社長が発表しました。本センターで全面的に支援しました。

研究シーズ発表会
 研究シーズ発表会の様子

ビジネスマッチング商談会

 平成27年2月25日(水)、調布クレストンホテルにおいて、調布市商工会ものづくり企業支援室の主催、西武信用金庫とともに調布市、狛江市、三鷹、稲城市の各商工会工業部会、武蔵野市商工会議所工業部会の共催で、第3回目の商談会が開催され、本学も参加しました。今回は比企特任教授、今田コーディネーター、水野コーディネーター、田口特任教授の4名が9社の企業からの相談を受けました。

ビジネスマッチング商談会
 ビジネスマッチング商談会の様子

首都圏西部スマートQOL技術開発地域シンポジウム2014

 平成27年3月4日(月)、立川グランドホテルにおいて表記シンポジウムが開催されました。東京工業大学特命教授/東京都市大学の 柏木 教授が「エネルギビジベス最前線」と題した基調講演をされました。その後のパネルディスカッションでは本学の 鎌倉特任教授はじめ4名のパネリストがスマートQOL(SQOL)技術開発の最新状況等を紹介しました。

輸出管理DAY for ACADEMIA2015

 平成27年3月6日(金)、芝浦工業大学豊洲キャンパスにおいて表記シンポジウムが開催され田口特任教授が参加しました。大学における輸出管理に関心が集まっている中、開催されたこのフォーラムでは、午前中のプレリミナリー・セッションは組織内の効果的啓発活動をテーマに行われました。企業における安全保障輸出管理に関する啓発活動の事例や、効果的な啓発方法等について紹介されました。
 午後は文部科学省国際企画室長による「大学のグローバル化について」の基調講演に続き、「大学の国際共同研究に求められる安全保障輸出管理」及び「大学に係る安全保障輸出管理行政に関する包括的改善要請書について」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。これら3つのテーマから、今後、グローバル化していく大学において安全保障輸出管理上のような対応が求められるのか、またそのために産学官でどのように協働していけばよいのかについて再考し、大学における安全保障輸出管理の新た展開において、わが国の研究・科学技術を適確に管理するためにはどうすべきかなどについて熱心な議論が行われました。

第12回コラボ産学官本部理事会

 平成27年3月17日(火)、船堀のコラボ産学官プラザ in TOKYOにおいて表記会議が開催され、田口特任教授が参加しました。

産学連携学会学金連携システム研究会

 平成27年3月27日(金)、東京海洋大学越中島キャンパスにおいて表記研究会が開催され、田口特任教授が参加しました。

人事

 長い間コーディネーターとして活躍された 比企 春男特任教授/コーディネーターがこの3月末に退任されます。
 このたび、新たに産学連携コーディネーターとして 今田 さんが2月1日付で着任されました。

自己紹介(今田 智勝さん)
 はじめまして。平成27日2月1日より、産学官連携センター 産学連携コーディネーターに着任しました「今田 智勝(いまだ ともかつ)」と申します。 前職では、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 産学連携推進室におきまして、事務参事として、産学連携活動に取り組んできました。
 国立情報学研究所は、情報学という新しい学問分野での「未来価値創成」を目指すわが国唯一の学術総合研究所として、ネットワーク、ソフトウェア、コンテンツなどの情報関連分野の新しい理論・方法論から応用展開までの研究開発を総合的に推進しているところです。 そのため、情報通信に関する技術分野を中心として、産学連携活動のうち、特に、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(さきがけ、CREST)、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)といった競争的資金制度における提案書作成から研究成果報告までの一連のプロセスをサポートしてきました。
 また、これまでの知的財産に関する専門知識および業務経験を活かし、知的財産マネジメント、知的財産委員会委員として、知財方針の立案、知的財産権の取り扱い審議に携わっていました。
 このような経験を活かし、産学連携コーディネーターとして多くの実務経験を積み、専門性を高めたいと思い、関わってきた技術分野が近く、産学連携活動が活発な本学にお世話になることにいたしました。
 国立大学法人 電気通信大学での活動を通じて、社会貢献していきたいと思っています。どうぞこれから宜しくお願いします。

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