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産学官連携ニュース No.21   Web版

発行:2014年6月25日

目次

第10回 産学官連携 DAY in 電通大 開催報告

報告:産学官連携センター 特任教授 田口 幹

 平成26年6月4日(水)に「第10回産学官連携 DAY in 電通大」を開催しました。本年度から大学院のオープンラボの1企画として大学主催となり、会場をC棟と新C棟に集約して開催しました。当日は梅雨の晴れ間で暑い一日になりましたが、企業等から314名の方々のご参加がありました。
 今回は、新しく発足した研究推進機構を最初に、本学の研究センターの活動報告として、先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター(AWCC)、燃料電池イノベーション研究センター、フォトニックイノベーション研究センターとスーパー連携大学院と地域コア活動の紹介を行いました。
 産学官連携支援部門では「第19回共同研究成果報告会」と産学連携ハウツー相談会を行いました。
 ベンチャー支援部門ではインキュベーション施設の入居企業および大学発ベンチャー企業のプレゼンテーション、「第18回学生・一般アイディアコンテスト」、「第17回学生・一般アイディアコンテスト優秀賞成果報告」のポスターによる展示、ベンチャー・事業化シーズ創出支援事業の報告会を行いました。
 知財部門では主催しているギガビット研究会の説明会と相談会を行いました。
 さらに、研究設備センターでは基盤研究設備・低温部門と先端研究設備部門の設備公開も例年通り行いました。
 今年度は、招待プログラムとして学長が出席された「ランチミーティング」の他に、昨年秋に開催して評判の良かった、少人数で研究室を訪問して研究内容を説明していただく「第2回研究室ツアー」を午前10時〜12時に行いました。企業様から22名の参加でした。触覚センサを活用したロボットハンドリングのデモを行った下条・鈴木研究室、人間の作業を情報面や物理面から支援する生産システムを紹介した杉研究室、癒しと教育のためのソフトメディアや情報技術融合型スポーツのデモおよび提案をした野嶋・佐藤研究室の、3研究室にそれぞれご対応いただきました。参加者は、キャンパスクリエイトの産学連携コーディネーターや電気通信大学のURAの案内で、3グループにわかれ各研究室をまわりました。この研究室ツアーがきっかけとなり、新たな連携の兆候が出ています。
 産学連携ハウツー相談会では、今年度は、産学官連携支援部門、知的財産部門および(株)キャンパスクリエイトの三者合同によって実施しました。相談会場が新C棟4階とあって、わかり難いと心配しましたが、意外とスムースに来ていただけたようです。同時に複数の相談があり、3箇所にわかれて対応いたしました。
 本学と産学連携協力協定を締結している多摩信用金庫からは、八木理事長、齊藤理事、長島部長をはじめ多くの職員が参加しました。昨年同様、研修中の新人職員とたましん塾生をメインに106名が研究室公開見学に参加しました。これは新人職員に店舗に配属になる前の段階からお取引先の課題解決の手段として産学連携があることを認識していただくことにありました。また、本学としては、電気通信大学に対して親しみを持ち、企業から技術課題に関する相談があれば、電気通信大学を紹介できるという認識を持っていただくこともねらいとしています。
 本年度はキャリア教育の一環としての基調講演がなかったので企業等からの出席者が少なかったようです。また、キャリア教育の一環として1〜3年生が研究室を見学したので、一部研究室で混雑の影響で企業様がよく説明を受けられなかったとの指摘もあり、来年度に課題を残しました。
 来年は、平成27年6月3日(水)に開催する予定です。多くの皆様のご来場をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
 産学官連携 DAY の様子は こちら でご覧いただけます。

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第19回 共同研究成果報告会

産学官連携支援部門 特任教授 田口 幹

 第10回産学官連携 DAY in 電通大の一環として、産学官連携支援部門では第19回共同研究成果報告会を今年から会場を新C棟203室に変更して開催しました。発表されたのは以下の8件でした。
1.スマートフォンを用いた家電連携システムの開発
    ○鳥海 航、澤田 賢治、新 誠一(電気通信大学)
2.バス乗車時の視覚、聴覚、触覚、振動覚条件における生体反応(脈波、脳波)の研究
    ○坂本 和義、松本 光春(電気通信大学)
3.マウススキャナのための画像合成
    ○小松 典生、張 煕、(電気通信大学)
     中山 光雄(オーシーアールシステム株式会社)
     益田 忍(株式会社キャンパスクリエイト)
4.超解像バーコードリーダーの開発
    ○堀田 和也、西 一樹(電気通信大学)
     島崎 遼太郎(みずほ情報総研株式会社)
     白井 直哉、丑木 崇(株式会社オプトエレクトロニクス)
5.手ブレ周波数解析法の開発
    ○松田 雄一、西 一樹(電気通信大学)
6.暗号ハードウェア標準評価ボードSAKURA-Gの開発
    ○ヘンドラ・グントゥル、石井 潤、佐藤 証(電気通信大学)
7.新規金属錯体に関する研究〜希土類錯体を用いた磁性材料
    ○中村 健志、石田 尚行(電気通信大学)
     小金 民造(K-arin21)
8.NEXT-A/PET反応の開発と癌イメージングへの応用
    ○瀧 真清(電気通信大学)
     木村 寛之(京都大学大学院)
     徳田 安則(理化学研究所)
     齊木 秀和(株式会社島津製作所)

 口頭発表分と報告のみの論文を含む「第19回共同研究成果論文集」を発行しました。
 送付ご希望の方は産学官連携支援部門までご連絡ください。無料で送付いたします。

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JST/電気通信大学 新技術説明会 報告

産学官連携センター 特任教授 産学官連携コーディネータ 比企 春夫

 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は、大学などの研究成果の実用化を促進するため、発明者自身が企業関係者を対象に、実用化を展望した技術説明をすることで、広く実施企業・共同研究パートナーを募る「新技術説明会」を開催しています。この新技術説明会は、未公開特許を含む、ライセンス可能な特許技術を紹介する機会として、たいへん好評なものとなっています。
 今回で7回目となるJST/電気通信大学 新技術説明会は、発表の7件の内6件が未公開特許技術であり、このこともあって、これまでになく多くの参加者を迎えることができました。
 当日は、好転に恵まれ、会場は満席状態となりました。今後、共同研究に向けての面談等のフォローを(株)キャンパスクリエイトのコーディネーターと協力して進めて参ります。
 今後、技術相談、共同研究に向けての面談等のフォローを(株)キャンパスクリエイトのコーディネーターと協力して、進めて参ります。
 日時:2014年5月13日(火)13:00〜17:20
 会場:JST東京別館ホール(東京・市ヶ谷)
 主催:国立大学法人電気通信大学、独立行政法人科学技術振興機構
 共催:株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)
 後援:社団法人目黒会(電気通信大学同窓会)、独立行政法人中小企業整備機構
 協力:全国イノベーション推進機関ネットワーク

<プログラム>
13:00〜13:10 主催者挨拶 国立大学法人電気通信大学 産学官連携センター長 中嶋 信生
          独立行政法人科学技術振興機構 理事  小原 満穂
13:10〜13:20 電気通信大学の産学官連携活動の紹介
          産学官連携センター 副センター長/教授 田村 元紀
13:20〜13:30 (株)キャンパスクリエイトの活動紹介
          (株)キャンパスクリエイト 代表取締役社長 安田 耕平
13:30〜14:00 ホタル生物発光を利用した長波長発光標識材料の創製と実用化
          助教 牧 昌次郎
14:00〜14:30 階層的タイプ別サービス効果分析システムの特徴について
          副学長/教授 椿 美智子
14:30〜15:00 画像処理による帯形状(路上の白線など)の検出技術
          准教授 工藤 俊亮
15:00〜15:10 休憩
15:10〜15:15 JST 日・アジア青少年サイエンス交流事業の紹介
          科学技術振興機構 中国総合研究交流センター 企画運営室長 二村 英介
15:15〜15:20 全国イノベーションネットのご紹介
         全国イノベーション推進機関ネットワーク 事業推進役 石坂 健
15:20〜15:50 日々の体調変化に対応したパーソナル睡眠段階推定システム
          教授 玉 圭樹
15:50〜16:20 意図しない通信路を用いた情報通信の応用
         〜サイドチャネル情報を用いた認証と認証距離の制限〜
          教授 ア山 一男
16:20〜16:50 大規模リアルタイム無線センサネットワーク
          准教授 藤井 威生
16:50〜17:20 半導体レーザーを用いた超解像・高感度ポンプ−プローブ顕微イメージング
          特任助教 宮崎 淳、特任教授 小林 孝嘉
17:20     閉会挨拶             産学官連携センター 副センター長/教授 田村 元紀

新技術説明会の様子
新技術説明会の様子

新技術説明会の様子
新技術説明会の様子

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お知らせ

産学官連携センター運営委員会

 平成26年6月20日(金)、東7号館4階研修室において、第31回産学官連携センター運営委員会が以下の議題で開催されました。

  1. 平成25年度活動報告について
  2. 平成26年度活動計画について
  3. 電気通信大学発ベンチャーの認定について
  4. インキュベーション施設の使用について
  5. 共同研究、受託研究の受入れについて
  6. その他報告事項

プロジェクト提案

 平成25年度は産学連携に関する新たな研究プロジェクトの企画と提案を行いました。平成25年に採択されたものは以下の4件でした。

  1. 経済産業省・産学連携評価モデル・拠点モデル実証事業
  2. 文部科学省・研究力強化プログラム
  3. 文部科学省・大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業
  4. 中小企業庁・ものづくり補助

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対外活動と社会貢献

西京信金ビジネス交流会

 平成26年4月17日(木)、新宿のハイヤットリージェンシー東京において、表記交流会が開催され、今年も(株)キャンパスクリエイトが出展しました。300社以上がブース展示を行い、大変盛況な交流会でした。田口特任教授が参加しました。

BIO Tech 2014

 平成26年5月14日(水)〜16日(金)、Big Sight において表記展示会が開催され、先進理工学専攻の牧 昌次郎 助教の生物発光技術を展示しました。産学官連携支援部門からは、小島URA(産学連携コーディネーター)、比企特任教授(産学連携コーディネーター)、田口特任教授が参加しました。

産学官連携支援部門 共同研究推進担当・産学連携推進客員教授の会合・懇親会

 平成26年5月28日(火)、本年度の産学官連携支援部門の共同研究推進担当・産学連携推進担当の客員教授の方々に今年度の本部門の活動方針それぞれの方々のミッションなどを説明する会合が開催されました。終了後ハルモニアにおいて参加者の懇親会を開催しました。

産学官連携支援部門 共同研究推進担当・産学連携推進客員教授の会合・懇親会

 平成26年5月14日(水)、本年度の産学官連携支援部門の共同研究推進担当・産学連携推進担当の客員教授の方々に今年度の本部門の活動方針それぞれの方々のミッションなどを説明する会合が開催されました。この会で新たに発足した研究推進機構の紹介と新任のURAの方々が紹介されました。会議終了後ハルモニアにおいて参加者の懇親会を開催しました。

新任教職員への説明会

 平成26年6月18日(水)、本センター4階研修室において、今年度本学に着任された教職員の方々に向けて本学の産学官連携についての説明会を開催しました。本学の産学官連携体制、知的財産管理、利益相反マネージメント、安全保障貿易管理などについて説明しました。

コラボ産学官総会・講演会

 平成26年6月12日(木)、コラボ産学官プラザ in TOKYO において、今年度のコラボ産学官の総会および講演会が開催されました。総会では田口特任教授が常任理事に再任されました。また、講演会には本学から多くのURAの方々も参加されました。

産学連携学会第12回大会

 平成26年6月25日(水)〜27日(金)の三日間、信州大学を幹事校として本年度の産学連携学会の大会が下諏訪町の下諏訪総合文化センターを会場に開催されました。今年は新たにURA対話集会も開催され、本学のURAも参加しました。中嶋センター長、田村教授、田口特任教授が出席しました。

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第10回産学官連携 DAY の様子

たましん
たましん研修での学長の挨拶

研究推進機構
研究推進機構の説明

成果報告会
共同研究成果報告会

アイコン
学生・一般アイディアコンテスト

ポスター
ベンチャー・事業化シーズ創出支援事業

ベンチャー
本学発ベンチャー企業のプレゼンテーション

ハウツー
産学連携ハウツー相談会

研究設備センター
研究設備センター(東6号館)公開

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