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産学官連携ニュース No.05   Web版

発行:2010年6月25日

目次

第6回 産学官連携DAY in 電通大 開催報告

産学官連携センター 特任教授 竹内 利明

平成22年6月2日(水)に「第6回産学官連携DAY in 電通大」を開催しました。今年は天候に恵まれ、これまでで最も多い参加者を迎えて、盛大に開催することが出来ました。
「産学官連携DAY in 電通大」は、本学の産学官連携活動を一堂に集めて公開して、企業の皆様に見て、知っていただく機会として毎年開催しています。今回は、学外から421名、学内からスタッフを含め468名、合計894名が参加しました。
基調講演に先立ち梶谷 誠学長が、「産学官連携DAY in 電通大」への参加のお礼の挨拶をしました。
基調講演は、大学院ベンチャー・ビジネス特論の授業を一般公開して、アルビレックス新潟の池田弘会長に「地域主権と日本の発展」という演題で講演していただきました。同時に本学のMOTスクールである「技術経営実践スクール(MMPS2010)」の社会人受講生と自治体の産業政策担当者が産業政策を学ぶ「地域産業振興講座2010」(共催:関東経済産業局、中小企業基盤整備機構)の受講者が参加して合計241名が出席しました。終了後、技術経営実践スクールと地域産業振興講座の受講生が、講演内容をベースにディスカッションして理解を深めました。
共同研究成果報告会は161名、学生・一般アイディアコンテスト(ショートプレゼンテーション)は152名、先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター(AWCC)の講演会は92名が参加しました。満席で一部立見になるなど、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。
研究室公開・紹介には、22の研究室が参加しました。自由に見学出来る研究室公開の時間を2時間設けました。研究室紹介は、教員が20分で研究内容を紹介しました。研究室紹介に複数参加出来るようにするために研究室毎に開催時間をずらしました。研究室公開に参加した学外の方は、延べ383名で一研究室あたり17.4名でした。教員や学生が企業の方と意見交換する貴重な機会になりました。
団体参加のグループに昼食会への参加を呼びかけました。参加者は83名で、梶谷学長、萩野理事・産学官連携センター長、唐沢産学官連携推進部門長が出席しました。連携協定を締結している多摩信用金庫から石垣理事、長島副部長をはじめ多くの職員が参加しました。本学の産学官連携活動の雰囲気を知っていただき融資先企業に紹介していただくことをお願いしました。異業種交流グループは、東京異業種グループ連絡協議会、川崎異業種研究会、ハイテクリバー、東京都異業種交流プラザ21が参加しました。また、TLOである株式会社キャンパスクリエイトの取引先や関係先企業と本学産学官連携センター事業協力会の役員・会員が参加しました。昼食後、学長をはじめ学内関係者と名刺交換するだけでなく、参加者同士が名刺交換して懇談する機会になりました。
その他、電通大発ベンチャー企業展示コーナー、研究設備センター設備公開、共同研究相談会(本学の産学官連携コーディネータと株式会社キャンパスクリエイトの産学連携コーディネータ)、特許相談コーナー(知的財産本部)、各種ポスターセッション(平成21年度電通大発ベンチャー・事業化シーズ創出支援事業、学生・一般アイディアコンテスト優秀賞成果報告)を開催しました。
来年は、平成23年6月1日(水)から3日(金)の間に開催する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

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第6回産学官連携DAY in 電通大の様子

基調講演
基調講演 池田 弘 氏

梶谷学長と池田氏
梶谷学長と池田氏

ポスターセッション
ポスターセッション

共同研究成果報告会
共同研究成果報告会

アイディアコンテストポスターセッション
アイディアコンテストポスターセッション

研究室公開・紹介
研究室公開・紹介

研究設備センター設備公開
研究設備センター設備公開

AWCC公開
AWCC公開

電通大発ベンチャー企業展示コーナー
電通大発ベンチャー企業展示コーナー

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第15回 共同研究成果報告会

産学官連携支援部門 准教授 田口 幹

第6回産学官連携 DAY in 電通大の一環として第15回共同研究成果報告会を開催しました。発表されたのは以下の8件でした。
 1.将棋における合議アルゴリズム
      伊藤 毅志、小幡 拓弥(電気通信大学)、杉山 卓弥、斉藤 博昭(慶應義塾大学)、
      保木 邦仁(東北大学)
 2.新規金属錯体に関する研究
   〜スピンクロスオーバーと光誘起励起スピン状態捕捉を示す材料の開発〜
      廣澤 直樹、石田 尚行(電気通信大学)、小金 民造(K-arin21)
 3.無線動作機能を内蔵回路で形成するプリント配線板の開発
      斉藤 昭(ワイケーシー)、高山 洋一郎、本城 和彦(電気通信大学)
 4.SASEBO-GUを用いたSHA-3候補のハードウェア性能評価
      小林 和幸、池上 淳、崎山 一男、太田 和夫(電気通信大学)、
      松尾 真一郎(情報通信研究機構)
 5.蛍光トモグラフィの研究開発
      大川 晋平、山田 幸生(電気通信大学)、山本 拓明(富士フィルム)
 6.A Fast Identification Scheme for Lightweight Devices by Perfecting Zero-Knowledgeness
      Bagus Santoso、Goichiro Hanaoka(産業技術総合研究所)
      Kazuo Ohta、Kazuo Sakiyama(電気通信大学)
 7.Moving Object Tracking in H.264/AVC Video Using Information on Macroblock Size and
   Forward Motion Vector
      翁 素文、Hiroyoshi Morita、I G.B. Baskara Nugraha(電気通信大学)、
      Luis Loyola(スキルアップジャパン)
 8.偏りのある配信木を用いた低遅延P2P情報通知方式の解析
      高原 誠、鈴木 健二(電気通信大学)、田上 敦士、阿野 茂浩(KDDI研究所)
 口頭発表分と報告のみの論文を含む「第15回共同研究成果論文集」を発行しました。
 送付ご希望の方は産学官連携支援部門までご連絡ください。無料で送付いたします。


共同研究成果報告会の様子

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JST「電気通信大学 新技術説明会」報告

産学官連携支援部門 准教授 田口 幹

独立行政法人科学技術振興機構(JST)の新技術説明会は、未公開特許を含む、ライセンス可能な特許技術を紹介し、大学の研究成果を社会に還元する絶好の機会として、たいへん好評を博しているものです。その新技術説明会を、昨年に続き、第3回目を5月11日(火)に下記の内容で開催いたしました。
事前申込み者数が202人に達し、当日の来場者数も150人となり、経済環境が良くない中、多くの企業からの参加をいただきました。各説明の実聴講者数は、54人〜98人とテーマにより大きな差がでました。相談コーナーでの面談は13件ありました。
その後の問い合わせ、技術相談、共同研究に向けての面談等のフォローを(株)キャンパスクリエイトのコーディネータと協力して進めています。

  主催:国立大学法人電気通信大学、独立行政法人科学技術振興機構(JST)
  共催:(株)キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)
  後援:(社)目黒会(電気通信大学同窓会)、(独)中小企業基盤整備機構
  会場:東京・市ヶ谷 JSTホール

<プログラム>
10:30〜10:40 主催者挨拶  (理事・産学官連携センター長 萩野 剛二郎、JST審議役 小原 満穂)
10:40〜11:10 「結晶粒超微細化と高強度化技術」 (准教授 三浦 博己)
11:10〜11:40 「太陽光で環境浄化する複合酸化物とその合成法」 (教授 田中 勝己)
11:40〜12:10 「ホスティングサービス向けセキュアウェブサーバシステム構成法」 (准教授 中山 泰一)
12:10〜13:00   昼休み
13:00〜13:10 JSTの産学連携・技術移転支援事業のご紹介
13:10〜13:15 全国イノベーション推進機関ネットワークのご紹介 (事業総括 前田 裕子)
13:15〜13:25 電気通信大学の産学官連携活動紹介 (特任教授 竹内 利明)
13:25〜13:35 (株)キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)の活動紹介 (代表取締役 安田耕平)
13:35〜14:05 「GPS位置情報を用いた画像カテゴリー分類」 (准教授 柳井 啓司)
14:05〜14:35 「圧力センサ付きボタンを備えた汎用リモコンの提案」 (准教授 角田 博保)
14:35〜15:05 「色素増感太陽電池の高効率化」 (教授 小林 直樹)
15:05〜15:15   coffee break
15:15〜15:45 「新方式高周波ホモダイン方式VNAの提案と実用化」 (准教授 矢加部 利幸)
15:45〜16:15 「共感覚能力を利用した楽曲推薦システムと言語イメージ判定システム」 (准教授 坂本 真樹)
16:15〜16:45 「ホタル生物発光系をモデルとした人工発光系の創製」 (助教 牧 昌次郎)
16:45〜16:50 閉会挨拶  (学長特別顧問 三木 哲也)
<相談コーナー>
説明後の質問は受け付けない代わりに、各説明個別の<相談コーナー>が用意されました。

新技術説明会の様子
新技術説明会の様子

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「科学・技術フェスタ in 京都」第9回産学官連携推進会議

産学官連携支援部門 准教授 田口 幹

第9回産学官連携推進会議は、「科学・技術フェスタ in 京都」として6月5日(土)に国立京都国際会館で開催されました。産学官連携推進会議はイベントホールでの展示を中心に、産学官連携功労者表彰等例年どおり行われました。また今回は高校生向け特別イベントが同時に開催されました。直前の内閣交代のため予定された鳩山総理の挨拶、川端科学技術担当相の基調講演も中止という異常事態で開始されましたが、正式発表で5,121名の参加者があったということで昨年よりも参加者は増えました。しかし、高校生向けのイベント会場の盛り上がりに比べて大学等の展示への来場者は昨年並みか、やや少なかったとの印象でした。
本学は「産学官連携センターの活動と研究シーズの紹介」をメインテーマに「OPAL-RING」、知財部門の「著作権研究会」、「事例集研究会」の紹介を行いました。
昨年の政権交代で一時は開催が危ぶまれたのですが、昨年までの土日の1日半の展示から土曜のみに展示になり、参加を見合わせた大学がある中、行政や公益法人・一般団体の参加が増え、展示ブースは昨年並みの出展者がありました。
本学からは辻理事、唐沢産学官連携支援部門長、田口准教授、小島産学連携コーディネータ、知的財産部門からは井桁特任教授、関口事務補佐員、研究協力課から長沢課長、蔭山係長が参加しました。また、TLOゾーンにはキャンパスクリエイトも参加展示しました。

産学官連携推進会議での展示
産学官連携推進会議での展示

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お知らせ

インターンシップ委員会

平成22年4月13日(火)、本センター4階研修室において本年度第1回目のインターンシップ委員会が以下の議題で開催されました。

  1. 21年度の活動概要紹介
  2. 22年度の活動予定
  3. その他

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対外活動と社会貢献

標準化に関する特別セミナー

 平成22年3月30日(火)15:00より、総合研究棟301号室を会場として以下のような内容で特別セミナーが開催されました。

  1. 「開講あいさつ」三木哲也(産学官連携センター長)
  2. 「国際標準化への取り組みの重要性について」−なぜ今国際標準なのか−
    講師:経産省産業技術環境局情報電子標準化推進室 金枝上敦史室長補佐
  3. 「国際標準化におけるビジネスモデルと知財マネージメント」
    − 技術と知財で勝る日本が事業で負けないために−
    講師:東京大学 総括プロジェクト機構 小川紘一特任教授

終了後、講師を交えた情報交流会が「ハルモニア」で開かれました。

青梅商工会議所より来訪

平成22年4月5日(月)、青梅商工会議所から井野本さんが本部門をご訪問になり、田口准教授と東京都の事業である多摩地域の産業活性化プログラムについて懇談しました。

学金連携研究会

平成22年4月8日(木)15:30より、東京海洋大学越中島キャンパスにおいて、産学連携学会の表記研究会が開催され、田口准教授が参加しました。

室蘭工業大学より来訪

平成22年4月9日(金)、室蘭工業大学の地域共同研究開発センターから加賀センター長が来訪され、田口准教授が本学の状況を説明しました。

ビジネスマッチング in 電通大

平成22年4月16日(金)13:00より、大阪ガスの技術戦略部オープン・イノベーション室によるビジネスマッチング会が開催され、多くの産学官連携に係わるコーディネータが参加しました。これは本センターとしても初めての企画で企業のニーズを多くのコーディネータに知っていただく良い機会となりました。本センターとしてもさらにフォローしていく予定です。

大分大学より来訪

平成22年4月21日(水)、大分大学地域共同研究センターより西川准教授が来訪され、田口准教授と懇談しました。

多摩信用金庫「中小企業応援センター」開所式

平成22年4月20日(火)、立川の「たましんWinセンター」において表記中小企業応援センターの開所式が開催され、竹内特任教授が参加しました。本学はこの事業のコンソーシアムの一員になっています。

西武信用金庫「中小企業応援センター」開所式

平成22年4月23日(金)、西武信金本店ホールにおいて表記中小企業応援センターの開所式が開催され、田口准教授が参加しました。本学はこの事業も協力しています。

技術経営実践スクール(MMPS2010)開校

平成22年4月24日(土)、6年目を迎えた本年度の技術経営実践スクールの開校式が開催されました。この講座は社会人向けMOT講座で今年度は社会人20名の受講があり、大学院生の受講を含めてあわせて25名程度で開講します。なお、本講座はむさし野経営塾(角塾長)と共催事業です。

リスクマネジメント研究会

平成22年4月29日(木)、田町のCIC(キャンパスイノベーションセンター)において、産学連携学会の表記研究会が開催され、田口准教授が参加しました。

タイ国キングモンクト工科大学ラカバン校より来訪

平成22年5月10日(月)、タイのキングモンクト工科大学ラカバン校からVarakulsiripunth副学長以下4名の方々が本学の産学連携の状況調査にお見えになりました。萩野理事・産学官連携センター長、三木学長特別補佐(前センター長)、田口准教授、米山特任教授が本学の状況を説明しました。

第3回多摩・産業コミュニティ活性化セミナー

平成22年5月12日(水)、リサージュ3階において「中小企業の新規事業開発」と題した表記セミナーが開催されました。

新任教職員への説明会

平成22年5月18日(火)、および19日(水)に本センター4階研修室において今年度本学に着任された教職員の方々に向けて本学の産学官連携についての説明会を開催しました。本学の産学官連携体制、知的財産管理、利益相反マネージメントなどについて説明しました。

地域産業振興講座2010開講

平成22年5月20日(木)、3年目を迎えた本年度の地域産業振興講座が開催されました。この講座は自治体の産業政策担当者向けの講座で関東経済産業局、中小企業基盤整備機構との共催事業です。

産学連携学会第8回大会

平成22年6月24日(木)、25日(金)の二日間、公立はこだて未来大学を幹事校として本年度の産学連携学会の大会が函館市のロワジールホテル函館を会場に開催され、田口准教授が出席しました。産学連携学会は小さな学会ですが、産学連携に係わる多くの方々が参加され、120件以上の発表のそれぞれで大変熱のこもった議論が展開されました。

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